「CAD」とは「コンピュータ支援設計(Computer Aided Design)」の略といわれていて、コンピュータを用いて設計や製図をおこなうことをあらわしています。同義として「Computer Aided Drafting」、「Computer Assisted Drawing」いわれることもあります。 「CAM」とは「コンピュータ支援製造(Computer Aided Manufacturing)」の略語で、CADで作成されたデータを工作機械などに送るためにNCプログラム作成などの生産準備全般をコンピュータ上で行う為のシステムのことをあらわしています。
CAMで変換されたCADデータは「Gコード」と呼ばれる言語に変換されます。「Gコード」には機械に必要な原点や主軸の回転数、送り速さなど、また実際に主軸の動きを制御するX・Y・Zなどの座標が含まれています。
まず、CADソフトで製品の形状を描きます。設計や試作の段階で既に描かれている場合は中間ファイルフォーマットでデータを転送していただくことができます。その後、CAMソフトによってツールパスなど機械加工に必要なデータGコードに変換する作業をおこないます。CAM作業は実際に製品の出来具合を左右するとても大切で経験の必要な作業です。
実際にNC機械でどのように機械が動くのか、パソコン上でシミュレーションして機械や製品との衝突が無いか確認します。問題がなければNCデータ(Gコード)を加工機械に転送します。
転送されたデータに基づいて、加工機械の内部で座標や工具長などの確認をした後に実際に加工に入ります。機械が動き出すと、特に問題がなければプログラムの終了まで人が操作する必要はありません。夜間など10時間以上も無人の状態で加工させることもできます。
表面と裏面の加工工程を終えると製品の完成です。「試作モデル」のページでも紹介している車両関連のゴムマットですが、CADCAM加工で一体物で仕上がっています。
では、次のページではCADデータを用いた加工例についてご説明します。