トップ > ゴム加工に関する悩み
ゴム製品を作る方法はいくつかあります。その製品の形状や材質、数量といった様々な条件によって最も適しているゴムの加工方法をいかに見つけられるか、そこにその仕事をより良い物にする秘訣が隠れています。ここで、それぞれの加工方法について簡単にご説明いたします。
加工するワークを回転させながら刃物で削る方法。機械の数値で加工するため精度を追求できるが、ワークのチャッキングや刃物に工夫が必要。
加工するワークをテーブルに固定し、刃物を回転させながら削ったり穴をあけたりする方法。旋盤加工と同じくゴムを加工する場合には、ワークの固定方法や金属用の工具などを工夫する必要がある。
俗に「ポンチ」と呼ばれる丸い刃物を回転させながら穴をあける要領で加工する。通常は抜きカスになる部分を製品にする方法。ごく簡単な設備で加工できるが、複雑な加工には向いていない。
図面を引くプロッターマシンと同じ原理でペンの変わりにカッターが付いており、CADで描いた通りに加工する方法。作業テーブルが1メーター以上あり、薄物で大きな物には向いている。
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小さなノズルの先から水を勢いよく出しその水圧でゴムを加工する方法。動きとしてはプロッター同様にCADデータによって加工する。ゴム板で約100ミリまで加工でき魅力的な機械だが、機械本体が高価でランニングコストも割高。
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製品の形状通りに曲げられた刃物の上にゴムを置き、プレスの圧力で押し切る方法。量産品に向いているが素材の薄い物しか加工できない。
製品になる物を回転させながら、そこに刃物や砥石などを押し当てて加工する方法。木の器やお盆を作る方法と似ている。簡単な設備で加工できるが加工者の手先の感覚に頼るため製品の精度にばらつきが生じる。量産品には向いていない。
※ 現在当社では行なっておりません。
たい焼きを作るように、完成品の反転の型を作り、そこにゴムの生地を入れて圧力と熱ををかけて製作する方法。量産品に向いているが金型制作費が高価で製作に納期がかかる場合がある。
口金と呼ばれる金型をゴムの出口に取り付け、トコロテンのように後ろから押して形状をかたどる方法。長尺物の製品に向いているが製作できる形状が限られている。
完成品の反転の型を作り、そこにウレタンやシリコンといった加硫の必要のないゴム素材を流し込み形取る方法。鋳型に金属を流し込む製作方法と同じ。といった具合です。最終的には同じ物が出来上がるとしても、それぞれの加工には長所と短所があります。それらをうまく組み合せ、より良い方法で製品化するために努力いたします。
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左のグラフをご覧ください(クリックでグラフを拡大表示)。
グラフ内に描かれた図面のような製品を金型で製作した場合とNC旋盤で製作した場合とで比較してみました。 小ロットのものはもちろん、この製品のように1000ヶでも金型より低コストで製作が可能です。
ロットの多い製品、定期的に出る製品、シンプルな製品、こうした競争相手の多い物件ほど魅了的です。しかし、「ロットは月に1000個ずつで」とか「納期は発注から3日後」とか、無理な要求が多いのも事実です。金型では小回りが効かず、加工ではコストが合わないとしたら…。
では、NC(数値制御)加工機で製作してみましょう。NC加工機の売りは、「複雑加工、高精度」だけではありません。低コスト化や納期短縮にも自信があります。なぜなら通常の加工は、汎用旋盤やろくろ加工といったように、人が就きっきりの作業になりますが、NC加工機の場合はプログラムを入力し、材料セットを少し工夫するだけで機械を無人化にし、それによって人件費を大きく削減することが出来るからです。
安くて、しかも精度が出ていて寸法のばらつきが無い、そんな製品もNC加工の特長です。
ゴム製品に限らず、どんな業界でも、「欲しい物を、欲しいだけ」 のジャスト・イン・タイムが求められています。規格品なら問題はないのですが特殊な部品の場合、どこに注文すればいいのでしょうか。
「工場でオイル漏れが発生して生産ラインがストップしている。すぐにシールパッキンを手配して欲しい」という依頼がお客様からあり、調べて見ると部品が外国製の物で国内入手が不可との事。似たような規格品はたくさんあってもどうしても流用できない。
こんな時、その部品を加工で製作してみてはいかがでしょうか。寸法形状が確認できる図面があれば早速加工してみましょう。NC(数値制御)加工機を使えばロットの多い物でもすぐに対応できます。
半導体関連の部品には、ゴム製品の中でも特に安定した精度や品質が求められています。そうした製品の供給を現在では精密金型や外国製品に頼っています。その場合に大きな問題となるのは、納期対応の遅さとコストの高さではないでしょうか。
では、この製品も加工で製作してみてはいかがでしょうか。「ゴムを加工して100分台の精度なんて出るのだろうか・・・」 なんて心配しないでください。NC(数値制御)加工機を使って、高精度で安定した品質で製品を加工いたします。
左の写真は積層チップの生産機械(アメリカ製)に使用されている電極の塗布ローラーです。通常は消耗品としてアメリカからの部品の供給に頼っているようですが、現在この製品は磨耗したゴム部分だけを巻き直し加工して納品しています。ゴムの材質と加工方法を工夫することによって、従来品の物よりも3倍弱ほどサイクルが延びたと報告されています。
また、右の写真はシリコンウェーハ生産機械(ワイヤーソー)に使用されるローラーです。この製品にも安定した精度と品質、そして消耗品のために低コストが求められていますが、国内向けを始めとして海外向け製品も手掛けています。
新規の部品を作る時に必ず必要になるのが試作品です。せっかく金型を作ったのに寸法が急きょ変更になって納期が間に合わない、新しい金型の見積が50万円、こんな悪夢のような話もよく聞きます。プラスチックなら複雑な形状の試作も簡単に出来るのに、ゴムとなったら途端に難しくなる事が多いです。
では、試作も加工してみましょう。NC(数値制御)加工機と、独自の加工方法、オリジナルな刃物、そして加工者の経験によって対応可能です。試作でとりあえず一つだけ欲しい、こんな話があれば是非相談してください。
図面に聞いたことのない材質が指定されていてることがあります。調べて見たら最近大手素材メーカーで開発された新素材であることが分かり入手は出来るものの、このゴムでもプラスチックでもない弾力性のある素材を果たして加工できるでしょうか。
そんな特殊な素材も加工してみましょう。初めて見る素材はその物性や特性が未知数ですからリスクは大きいですが、是非試して見ましょう。
新素材のローラーやベルトメーカーのオリジナル素材、そして外国製の材料や特殊配合のゴムなど、そうした様々な材料の加工やお客様の支給材料による加工が割と大きなウエイトを占めています。