ゴムを美しく研磨する
ゴムの「研磨加工」については大きく分けて二通りの考え方があります。一つには「ゴムは砥石で落ちる(加工できる)から刃物ではなくて目の粗い砥石で押し付けて加工してやろう。精度は出にくいがそのほうが手っ取り早い」という発想のものと、「切削ではどうしても出にくい100分台の精度や、面粗度の求められる製品の、いわゆる磨き加工」という精密加工に該当するものです。ここではおもに、精度の求められる製品による「研磨加工」についてご紹介します。
円筒研削盤による研磨加工 : ローラーなどは特に加工面の美しさが求められたり、精度の必要なものがあります。研磨機としてはよく知られているこの円筒研削盤で、ゴムの研磨を独特のノウハウで加工します。
平面研削による研磨加工 : 半導体製造装置関連で使用される部品の吸着プレートなど、加工面の美しさと精度が求められる製品を加工しています。
磨き加工 : 砥石で研磨した後にさらに仕上げ程度を高めるため、独自の方法で磨き作業をします。この作業によって、物性の高いフッ素ゴムなどは光沢が出るほど美しく仕上がります。
やわらかい製品の研磨加工 : ローラーなど、通常の砥石による研磨加工などもおこないます。シリコンゴムや発泡体など削り加工と相性の悪い素材でも切削と同じほどの精度で仕上げることができます。
一般研磨加工 : 一般的な精度の加工品でも、スポンジ系など削り加工と相性の悪い素材は研磨加工するケースがあります。砥石などで形状を作り出す場合でも切削加工と同じレベルの精度と仕上がりを求めています。写真はネオセルスポンジでCADCAM入力による一般研磨加工のテストをしたものです。
では、次のページで研磨加工の精度についてさらに詳しくご説明します。