軟らかい素材も美しく加工します。
ゴムはもともと弾力性のある素材で加工が難しいですが、さらに軟らかい素材、低硬度ゴムやスポンジなどの加工には 「逃げる」「切れない」「削れない」「加工面が粗い」など様々な問題があります。ここでは、特に加工性の悪い素材の加工方法を紹介して、加工工具の選定、ワークの固定方法、加工工程の工夫などで、軟らかいものや極端に加工性の悪い素材の加工技術を紹介します。
「合成ゴム普通硬度なのになぜ加工性がこんなに悪いんだろう・・・?」という例があります。調べてみると、ある成型屋さんが配合された素材だったりします。もともと成型品用のゴムの配合は加工する目的ではないので、加工性が悪いケースが多いです。逆に考えると、「加工性が悪い」ということは「摩耗しにくい」つまり「物性が良い」素材である、ということもできます。しかし、従来の加工用のゴム素材は加工性が良いようにメーカーが開発されたものですから、加工性が良いからといって、決して加工用ゴム素材の物性が悪いという意味ではありません。
次のページでは、加工性の悪い素材の加工方法についてご紹介します。
軟らかい素材の加工