削り加工の中でも使用する工具や素材、また形状や求められる精度などによって切削面の違いが生じます。仕上げ程度によって加工コストも変わってきますので、求められる要求に対して最善の方法で加工することを心がけています。ここでは素材や削り方法によっての切削加工面の違いをご紹介いたします。
フライス加工面 : フラットで広い面積を一度に削る際に使用する工具の切削面のアップです。加工する素材によって多少差が出ますが大きな円弧のような切削模様が出ます。面粗度などの条件がある場合は右下の写真のように切削模様が出にくい切削方法もあります。
エンドミルなどで形状を掘り込んだ場合は、下の写真のように工具の軌跡が残るものもあります。
旋盤加工面 : 旋盤加工の切削面は美しい面を削り出すことができます。特に写真のようなウレタン90°などは削り面でも光を反射させることができるほどです。しかしあくまでも削り面なので、旋盤の送り速度にあわせてレコードの溝のような加工模様ができます。
合成ゴムなど黒ゴムの切削面です。黒ゴムの削り面は成型品のような艶を出すことはできません。形状によっては写真のようにもともとのゴム板の面(艶のある面)と切削した面(艶のない面)があり、ゴム板の未加工面が製品に残ることもあります。
では、次のページではシリコンゴムやスポンジの削りの精度についてご紹介します。