型の製作 : 完成品の反転形状を鉄などの型で制作します。ローラーなど鉄芯があるものはこの時点で組み込んでおきます。型にはウレタンが付いてしまわないように離型剤を塗り、鉄芯にはウレタンがよく付くようにブラストをかけ、接着剤を塗り、加熱しておきます。
素材の配合 : 色や硬度などの条件に合わせて、主剤と硬化剤を配合させます。よく攪拌した後、真空脱泡機で泡を取り除きます。
注型 : 反転型の中に製品となるウレタンの液体を流し込みます。この際に気泡や異物が混入することがないよう細心の注意を払っておこないます。単純な作業に見えますが経験や技術が必要な重要な作業です。
加硫(加熱) : 加熱炉(110°程度)の中に入れて、まず1次加硫します。硬度などによって時間を調整して30分~2時間ほどかかります。2次加硫はほとんどの場合、型から製品を出した後に少し温度を下げて、約8~10時間程度加熱させます。
型出し : 硬化した製品を型から取り出し、バリなどを取り除いて2次加硫させることによって「ウレタン注型品」の完成です。製造工程上どうしても機械や周辺が汚れやすいですが、テーブルやジグなどはいつもきれいな状態に保ち、より良い品質の製品をご提供できるように心がけています。
20°~98°±5°(形状や着色などの条件によって多少の変化があります。)
着色はあくまでも一般的な色までの対応です。色番号などの厳密な指定は対応できません。
ウレタンなどを流し込むための型です。通常の成型では金型を切削によって削り出しますが、簡易型の製作方法は全く異なります。鋳型で鋳物を作る作業と工法がよく似ています。
液状のウレタンが固体に変化する際に必ず収縮するので、マスター型などはあらかじめプラス目に製作します。 また、ウレタンゴムは一度固体になった後でも温度変化などによって伸縮しやすい特性をもっていますので注意が必要です。
1.7 ÷ 10000 × (製品の全長)mm × (温度差)℃
(あくまでも計算の目安です。品質を保証するものではありません。)
例:「全長1Mのウレタンを室温20度の環境で加工した後、気温31度の環境で使用した際のウレタンゴムの伸縮率は・・・
1.7÷10000×1000(mm)×11(11℃の温度差) = 1.87mm程度伸びる
という計算になります。
次のページではウレタン注型の加工例についてご紹介します。
ウレタン注型